白井美穂|声と音楽のパフォーマンス《自叙画譜》
美術館の芝生広場での、白井美穂さんたちのパフォーマンスです。ゲストアーティストに、中国楽器の古琴と南蕭を演奏する古典楽器演奏家の沖啓介さん、ラップトップPCや自作楽器を使ったライブを中心に活動するサウンドアーティストの中川敏光さんを迎えて、近代の異端画家、秦テルヲのテキストを引用する白井さんの声を、電子楽器を駆使しリアルタイムに再構成する、即興のパフォーマンスでした。マグリットの絵の中に居るかのように、夕闇に沈みゆく湖の風景に臨んで、消え残る空の光の下、じんじんと奏でられる詩が響き渡るようで、いつまでもきいていたいとおもいました。