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Ichihara Art Window vol.1|原游|山水SAN-SUI


カトウチカさんの企画「Ichihara Art Window」シリーズの第1弾として、原游さんの個展「山水 SAN-SUI」が市原湖畔美術館の多目的室と情報ラウンジで開催されました☆

中国から伝わった山水画は、もともと老荘思想、山水詩、桃源郷などの思想と重なった中に生まれ、日本では、中国のような広大な山水風景がないため、より「胸中の山水」として実景の上に、大きく心の風景を映し描かれてきました。私は「胸中の山水」を、文字通り自分の体の中に山水があると考えました。人間の体は、半分以上水分なので、泉のようにいつでも何かを映し写しているのではないでしょうか。うつりの中を自分がいなくなったり、複数になったりして遊行することが山水を生きることと思います。(原游)

原游(現代美術家)について

原游の絵画においては、細々とした日常のイメージと哲学的な大きな世界が、白い平面上に同時に存在している。原は「世界」の中に「私」があり、「私」の中に「世界」がいる、と語る。観念の水面で自己と世界は写し合う。イメージのゆらぎと無限の反射の中で、アーティストは無数のイメージ達といっしょに流動し、回り続ける。原游の表現活動は、絵画や立体、インスタレーション、ワークショップ、絵本やファッションなど多岐にわたり、現代の新たなアーティスト像も立ち上げている。

Ichihara Art Window シリーズについて

アートの大きな「窓」がオープンします。

日々違う新しい風景、未知の世界がそこに現れます。

この「窓」は、私達が見ている世界と、見えない次元の世界をつなぐ回路でもあります。

アーティストや、アートに触れた人は、「窓」を大きく開くことが出来るのです。

IAW シリーズ・キュレーター・カトウチカ

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